ツ バ メ    今年も益鳥がやってきた (令和5年)

    

今年でツバメの子育てを見守り始めてから16年目となる。近年、ツバメは減少傾向にある。日本野鳥の会などが20年ぶりに全国調査したところ、90年代に比べ00年以降3~4割減っている。農地や餌となる昆虫や植物が農薬などで減った影響を受けた可能性があるようだ。
3月30日、4月8日、12日にツバメがやって来たが、夜間巣に泊まる様子もなく、今年は巣作りなし?いつの間にか親鳥がいた。目が合うと警戒して直ぐに飛び去ってしまう。産卵・抱卵期間を計算すると、6月16日前後には、可愛い雛の声が聞けそうだ。楽しみが増えた。 6月17日柔らかい卵の殻が落ちているのを発見した。全部の雛がかえるのは間もなくだ!    6月24日親鳥が交代で餌を与え始めた。6/27日頃 残念!雛の声が聞えず親鳥も巣に餌を運ばなくなった。雛が野鳥(大)に取られたか?? 

   

※(株)緑書房発行・著者-長谷川克 「ツバメの秘密」によると、
ツバメの特徴は高度な飛翔能力で、流れるように自由自在に飛び回る。小さい体で平均時速40~60kmで飛ぶ。飛翔能力を生かして空中で昆虫を捕食し、一日2,000匹のムシを食べている。一夫多妻で夫婦で子育てするが、雌のほうが抱卵・給餌など日々の子育てを頑張る。夜間の抱卵はほとんど雌しかしない。繁殖に成功した場合、1年に2回、3回と繁殖することもある。雛は孵化後20日程で巣立つ。残念ながらほとんどの巣立ちビナは帰ってくることなく、渡りや越冬中に死んでしまう。親でさえ帰還する確率が50%を切っている。新潟県上越市で200羽以上のヒナに足環をつけたが、帰ってきたのはたった8羽だった。


※公益財団法人日本野鳥の会発行「あなたもツバメ子育て応援団」によると、
子育ての周期は■産卵:4~6日 ■抱卵:約2週間 ■育雛(巣内):約3週間 ■育雛(巣外):約2週間。早い時期に1回目の子育てが終わったペアは、2回目のヒナ(2番子)を育てるのは、エサの少なくなる時期と重なるためすべての子を無事に巣立たせるのは難しくなる。

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