※(株)緑書房発行・著者-長谷川克 「ツバメの秘密」によると、
ツバメの特徴は高度な飛翔能力で、流れるように自由自在に飛び回る。小さい体で平均時速40~60kmで飛ぶ。飛翔能力を生かして空中で昆虫を捕食し、一日2,000匹のムシを食べている。一夫多妻で夫婦で子育てするが、雌のほうが抱卵・給餌など日々の子育てを頑張る。夜間の抱卵はほとんど雌しかしない。繁殖に成功した場合、1年に2回、3回と繁殖することもある。雛は孵化後20日程で巣立つ。残念ながらほとんどの巣立ちビナは帰ってくることなく、渡りや越冬中に死んでしまう。親でさえ帰還する確率が50%を切っている。新潟県上越市で200羽以上のヒナに足環をつけたが、帰ってきたのはたった8羽だった。
※公益財団法人日本野鳥の会発行「あなたもツバメ子育て応援団」によると、
子育ての周期は■産卵:4~6日 ■抱卵:約2週間 ■育雛(巣内):約3週間 ■育雛(巣外):約2週間。早い時期に1回目の子育てが終わったペアは、2回目のヒナ(2番子)を育てるのは、エサの少なくなる時期と重なるためすべての子を無事に巣立たせるのは難しくなる。