道ばたの雑草・野草(9)   たくましい花     

暖かくなるにつれ、いろいろな草花を見つけ散歩が楽しみとなる。(5月に撮影)

ハナウド  セリ科

 花期 5−6月/長さ100−150cm 越年草。山野の河原などの生える。花序も大きく径20cm以上も広がり、白色の5弁の小さい花を密につける。花序の周りの花は外側の花弁が大きい。名前の由来はウドに似た葉をもち、それよりも大きな花序をうけることから。

     

ミヤコグサ(エボシグサ)  マメ科

 花期 5−10月/高さ15〜20cm 多年草。茎は枝分かれして低く広がり、株になる。葉は3出複葉で、小葉は長さ1cmぐらいの倒卵形。葉のわきから花柄を出し、黄色い蝶形花をつける。名前の由来は京都に多かったことから。

   

チガヤ  イネ科

 花期 4−6月/高さ30〜80cm(花時) 多年草。根茎は地中を長くはい、節々から線形の葉を出す。葉がのびるころに花穂を立てる。穂の小花には白い毛が密生する。名前の由来は群生することから千のカヤの意味とも。

   

ドクダミ  ドクダミ科

 花期 6−7月/高さ15〜30cm 多年草。 草全体に特有の臭気がある。根茎でふえ、葉は心形でやわらかい。花弁状の4枚の白い総苞片が目立ち、その中心に雄しべと雌しべだけの淡黄色の花穂を立てる。名前の由来は毒や痛みに効くことから「毒痛み」の意味といわれている。

    

 

ノビル  ユリ科

 花期 5-6月/高さ50〜70cm(花時) 多年草。山野、道端、土手などに生える。ノビルの全草からはニラに似た匂いがする。若葉と鱗茎は食用にされる。名前の由来は野に生えるヒル(ねぎ類のこと)の意味。

   


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