道ばたの雑草・野草(10)   たくましい花     

季節の移り変りとともに、新しい草花を見つけるのが楽しい。
踏みつけられたり、刈り取られたりしても花期がくれば咲く。(6月に撮影)

ヤブガラシ  ブドウ科

 花期 6−8月/つる性 多年草。長い地下茎があり、それから芽を出してつるをのばす。つるは紫褐色で巻きひげをもつ。名前の由来はつるがさかんに繁茂してやぶを枯らすほどおおってしまうことから。別名ビンボウカヅラ。

   

ヒルガオ  ヒルガオ科

 花期 6−9月/つる性 日当たりのよい野原や道端などに生えるつる性の多年草他物に巻きつく。葉は長楕円形で長さ5〜10cm。ふつう結実しない。葉や花はてんぷらなどにして食べる。名前の由来は花が昼に咲くことから。

   

ツユクサ  ツユクサ科

 花期 6−9/高さ20〜40cm 1年草。茎は横にはい、上部は斜めに立つ。貝殻状の苞の間から花が1個ずつ咲く。花弁2個が大きく、下側の白色の1弁が小さい。名前の由来は露を含んだような草という印象から。

    

ハキダメギク  キク科

 花期 6−10月/高さ10〜50cm 熱帯アメリカ原産の1年草。茎は何回も枝分かれする。葉は対生し、茎とともに毛が多い。茎の先に直径約5mmの頭花をつける。名前の由来は最初にはきだめ(ゴミため)で発見されたため。

    

 

イヌガラシ  アブラナ科

 花期 4−9月/高さ20〜50cm 道端や草地などにふつう生える多年草。根生葉はあらく波状に切れこみ頂片が特に大きい。名前の由来は犬芥。 役立たないことから、イヌをつけたもの。

    


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