道ばたの雑草・野草(6) たくましい花
あぜ道に目をやると、たくましく生きている雑草を発見しました。
暖かくなるにつれ、いろいろな草花を見つけ散歩が楽しみとなる。(4月撮影)

スズメノエンドウ マメ科
花期 4−6月/高さ30〜50cm 越年草。葉は6〜8対の羽状複葉で、小葉は細く、先は巻きひげになる。長い花柄がのび、先に数個の蝶形花をつける。果実は短毛におおわれ、種子は2個。名前はカラスノエンドウに似てより小形なので、スズメをあてたもの。

ムラサキサギゴケ ゴマノハグサ科
花期 4−6月/高さ10〜15cm 多年草。葉は根元に集まり倒卵形、その間からほふく茎を出して広がる。根もとの葉の間から花茎をのばし、紅紫色の唇形花をつける。日当たりのよい、湿った場所を好み、大きな群落を作ることが多い。名前は、コケのように地面に広がり、花の形がサギに似ているから。


オオジシバリ キク科
花期 4−6月/高さ10〜30cm(地をはう) 多年草。細い茎が地をはい、葉はジシバリよりも大きいへら形。花茎の先に径約3cmの頭花を開く。葉は長くて下部にごく浅い切れこみがあり、起き上がる傾向が強い。

セイヨウタンポポ キク科
花期 3−10月/長さ10〜30cm 多年草。食用に持ち込んだものが、ふえ広がったといわれる外来種のタンポポ。在来種にくらべ舌状花の数が多い。いまは全国各地に。総苞外片が反り返るのが特徴。名前の由来は西洋から渡来したタンポポの意味。

ノアザミ キク科
花期 5−8月/高さ60〜100cm 多年草。根生葉は羽状に裂け、花時にも一部残る。葉にはとげが多い。茎は直立、上部の枝先に頭花をつける。60種以上ある日本のアザミの代表といえる種のひとつ。名前の由来は、野に生えるアザミの意味。