道ばたの雑草・野草(26)   たくましい花     

季節の移り変りとともに、新しい草花を見つけるのが楽しい。踏みつけら
たり、刈り取られたりしても花期がくれば咲く。自然に感謝!(11月に撮影)

ノハラアザミ  キク科

 花期8〜10月/高さ50〜100cm 多年草。
根生葉は大形で羽状に裂け、花時にも残る。茎の葉はふぞろいに切れこむ。葉の裂片に鋭いとげがある。
茎はまばらに枝を出し、その先に頭花をつける。総苞は粘らないのが特徴。
山野の乾いた日当たりのよい草地に生える。原野に多いことからこの名がある。

    

コセンダングサ  キク科

 花期 9〜11月/高さ50〜100cm  1年草。上部の枝先に筒状花からなる頭花をつける。
花冠の先は5裂。総苞片はへら形。葉は3全裂または2回羽状に分裂し、3〜11の小葉からなる。
名前の由来は、センダングサよりも弱小な感じがすることから。

  

タカサブロウ  キク科

 花期 8〜10月/高さ20〜70cm 1年草。葉のわきから対生して枝を2度分け、その先に径1cmの頭花をつける。
白色の舌状花からなる。世界中に見られる雑草のひとつ。名前の由来は不明。

    

ノゲシ  キク科

 花期 3〜10月/高さ60〜100cm 越年草。茎は直立、中空で切ると白い汁が出る。
葉は不規則に切れこみ、基部は茎を抱き両端はとがる。名前の由来は、葉がケシの葉に似ていることから。

    

 

オニノゲシ  キク科     

 花期 4〜10月/高さ70〜100cm 越年草。茎先や枝先に径2cmの黄色の頭花をつける。
葉は羽状の切れ込みがあり、先が刺となる鋸歯がある。名前の由来は刺の多い姿から、鬼のノゲシの意味。

    


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