道ばたの雑草・野草(21) たくましい花
季節の移り変りとともに、新しい草花を見つけるのが楽しい。踏みつけら
れたり、刈り取られたりしても花期がくれば咲く。自然に乾杯!(9月に撮影)

タマスダレ(ゼフィランサス) ヒガンバナ科
花期6〜9月/高さ10〜30cm 原産地は南北アメリカを中心とした温暖域。
春植え球根で、利用法として花壇や鉢植えされている。野生化したもの。


ツルボ ユリ科
花期 8〜9月/高さ20〜40cm 地下に卵球形の鱗茎がある。葉はふつう2枚あり、長さ15〜25cm、幅4〜6mmの線形。
花茎の上部に長さ7〜12cmの総状花序を出し、小花を密生する。
別名サンダイガサ=公家が参内するときに従者がさしかけた長い柄の傘をとじた姿に花穂をたとえたもの。


アキノノゲシ キク科
花期 9〜11月/高さ60〜200cm 1〜2年草。茎上部に径約2cmの頭花を円錐状につける。
花は淡黄色〜白色の舌状花からなる。下部の葉は羽状に裂ける長楕円状披針形で、基部は茎を抱く。
名前の由来は、ノゲシに似て、秋に咲くため。


イヌタデ タデ科
花期 6〜10月/高さ20〜50cm 1年草。茎はふつう赤みを帯びる。
枝先に長さ1〜5cmの花穂を出し、紅紫色まれに白色の小花を密生する。
名前の由来は、利用価値のないタデの意味。

オオイヌタデ タデ科
花期 6〜11月/高さ80〜200cm 1年草。茎はふつう紅色を帯びて分枝する。
枝先に長さ3〜7cmの穂状の花序を出し、淡紅色または白色の花を多数密につける。
名前の由来は、大きなイヌタデの意味。
