道ばたの雑草・野草(19)   たくましい花     

季節の移り変りとともに、新しい草花を見つけるのが楽しい。踏みつけら
たり、刈り取られたりしても花期がくれば咲く。自然に乾杯!(9月に撮影)

イタドリ  タデ科

 花期7〜9月/高さ100〜150cm 多年草。太い地下茎で繁殖する。若い葉は赤い。茎は円柱形で中空。
茎の先に花序に多数の小さい花をつける。酸味のある若い茎はたべられる。痛み取りの薬効があることから、「疼取」となった。

   

ヤブツルアヅキ  マメ科

 花期 8〜10月/つる性  1年草。茎はつるになり長く伸び、他物に絡みつく。
葉のわきから花軸を出し、黄色い花をつける。葉は狭卵形〜卵形の3小葉からなる。
名前の由来は、藪に生えるつる性のアズキの意味。

    

マルバルコウソウ    ヒルガオ科

 花期 8〜10月/つる性 1年草。栽培もされるが野生化している。茎はつる状にもびて、他物に巻きつく。
葉のわきから長い柄を出し、径1.5〜2cmの朱赤色(中心は黄色)のラッパ状花をつける。
名前の由来は、丸い葉をもつルコウソウお意味。丸葉縷紅草。

  

ヒガンバナ  ヒガンバナ科

 花期 9月/高さ30〜50cm 多年草。葉は線形で長さ30〜60cm、質は厚くやわらかい。花茎の先に赤色の花を数個輪状につける。
花被片は6枚で反り返り、赤色の雄しべと雌しべが花の外へ長く突き出る。有毒植物。名前の由来は、秋の彼岸のころ咲くことから名づけられた。
別名のマンジュシャゲは、仏教語の「曼殊紗華」で赤い花の意味。

    

 

ガガイモ  ガガイモ科

 花期 8月/つる性 多年草。茎は長さ2mほど。葉のわきから花柄をのばし、径約1cmの淡紫色の花を開く。
花冠は5裂し、内側には細毛が生える。種子には絹糸状の毛がある。種子の絹毛は、綿の代用として用いるほか、止血効果もある。
名前の由来は、葉がガガ(スッポンのこと)に似るため。

    


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