道ばたの雑草・野草(16) たくましい花
季節の移り変りとともに、新しい草花を見つけるのが楽しい。踏みつけら
れたり、刈り取られたりしても花期がくれば咲く。自然に乾杯!(8月に撮影)

ホオズキ ナス科
花期6月。果期7−9月/高さ60〜90cm 多年草。6月ごろ、白っぽい花が咲く。
7〜8月、袋状になったがくが朱紅色に色づく。お盆の供花や子供の草花遊びの材料として親しまれてきた植物。


センナリホオズキ ナス科
花期 8〜10月/高さ20〜30cm 1年草。かっては東京の浅草寺のホオズキ市で売られていたが、
果実が赤くならないことから、赤く色づくホオズキに変わられた。名前の由来は、小さな果実がたくさんつくことによる。

イヌホオズキ(バカナス) ナス科
花期 7〜10月/高さ30〜60cm 1年草。茎はよく枝分かれする。茎の途中の花序に4〜8個の白い花をつける。
花が終わると直径7mmぐらいの液果がつき、黒く熟す。有毒植物。名前の由来は、ホオヅキに似て役に立たないことから。


キツネノマゴ キツネノマゴ科
花期 8−10月/高さ100〜40cm 多年草。茎の下部は地にふして枝を出し、上部は立ち上がる。
葉は対生し、長さ2〜5cmの長楕円茎。枝さ先に穂状の花序をつけ、淡紅色の唇形花をつける。
名前の由来は、諸説あるが語源は不明。狐の孫。

カラスウリ ウリ科
花期 8〜9月/つる性 多年草。茎は細長いつるになり葉と対生。巻きひげで他にからみつく。
日没後、白花を開き、花冠が5個に裂け、先が細いレース糸状に分かれる。名前の由来は、樹上に長く残る果実をカラスが残した、とする説など。
