道ばたの雑草・野草(14) たくましい花
季節の移り変りとともに、新しい草花を見つけるのが楽しい。踏みつけら
れたり、刈り取られたりしても花期がくれば咲く。自然に乾杯!(7月に撮影)

ヤブラン ユリ科
花期 8−10月/高さ30〜50cm 多年草。葉は根元から出て長さ30〜50cm、幅1cm内外、表面に光沢がある。
花は3〜5個が節ごとに集まってつき、細い穂状の花序を作る。根を薬用にする。名前の由来は、ヤブに生え、葉がランに似ることから。


ヤブミョウガ ツユクサ科
花期 8−9月/高さ50−100cm 多年草。茎先に白色花が輪生状に5〜6層つき、花は同形同色の花弁3個、萼片3個からなる。
葉は茎の上部に接近してつくので、輪生状にも見える。名前の由来は、ヤブに生え、葉が食用に栽培するミョウガにているため。

ヘクソカズラ(ヤイトバナ、サオトメカズラ) アカネ科
花期 8−9月/つる性 多年草。つるは長く伸び、他の草木などにからみつく。花は鐘状で径約10mm、先は5裂して白色、内面中央は紅紫色。
名前の由来は、葉や茎をもむと強い悪臭が出るので、こんな名前がつけられた。ヤイトバナは花の中央の色をお灸(やいと)の痕に見立てたもの。


オオマツヨイグサ アカバナ科
花期 6−8月/高さ80〜150cm 越年草。枝先に径約7cmの黄色い4弁花が夕方から咲き、朝になるとしぼむが橙色にはならない。
名前の由来は大きなマツヨイグサの意味。マツヨイグサは花が夕方に咲くので、宵を待つ意。

ヤブマオ イラクサ科
花期 8−10月/高さ1〜1.5m 多年草。葉のわきから穂状花序を出し、茎の上部に雌花序、下部に雄花序をつける。
葉は対生し、長卵形で先が尾状に突きでる。名前の由来は、ヤブに生えるマオという意味。

もどる ホームページへ つぎへ