道ばたの雑草・野草(13)   たくましい花     

季節の移り変りとともに、新しい草花を見つけるのが楽しい。踏みつけら
たり、刈り取られたりしても花期がくれば咲く。自然に乾杯!(7月に撮影)


ヤマジノホトトギス  ユリ科

 花期 8−10月/高さ30〜60cm 多年草。葉は長さ8〜18cmの楕円形〜狭楕円形で、基部は茎を抱く。
花は白色で紅紫色の斑点がある花被片6個からなる。山路の杜鵑草。山路に生えるホトトギスの意味。

   

コゴメガヤツリ  カヤツリグサ科

 花期 8−10月/高さ20−40cm(花時)  1年草。
カヤツリグサに似ているが、花序の枝がカヤツリグサより少なくまばら。名前の由来は、
カヤツリグサより小さいためカヤツリグサは茎の両端を持って裂くと四角形になり、これを蚊張みたてたもの。

   

          

ハ ッ カ (メグサ)    シソ科

 花期 8−10/高さ20〜40cm 多年草。全体に芳香があり、香料、清涼剤、薬用などに利用されている。
多数の花が節ごとにほぼ球状に集まり、長い雄しべが花の外につき出る。
セイヨウハッカは本種のなかまで、ペパーミントと呼ばれる。
名前の由来は、薄荷。漢名から。

   

ミソハギ  ミソハギ科

 花期 7−8月/高さ50〜100cm 花は下のほうから咲いていき、その間も茎が伸びるので、花期は長い。
名前の由来は古くからお盆の仏壇などに飾るので禊(みそぎ)萩の名がつき、これがつまったといわれる。
溝に生えるので、溝萩と書くこともある。

   

 

ハグロソウ  キツネノマゴ科

 花期 8−10月/高さ20〜50cm 花は唇形で、上唇は中心に黄色の斑があり、周囲を紅紫色の斑紋が取りまく。
下唇には紅紫色の斑点があり、2本の雄しべが乗っていて、雌しべは2唇の間からつきでている。
葉が暗緑色に見えることから、葉黒の名があるといわれている。

   


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