台湾旅行

 中華民国(台湾)の人口は約2278万人(2006年)、国土面積は3.6万ku(九州よりやや小)、宗教は仏教、道教、儒教が渾然一体となった多神教。キリスト教などの信者も多い。出身別構成は本省人(台湾出身者)85%・外省人(大陸出身者)13%・その他2%。こだわりの台湾縦断紀行5日間(高雄と花蓮に各1泊、台北2泊)のツアーに参加。平成18年11月2日午後1時35分関西国際空港発チャイナエアラインにて台北の中正国際空港まで約3時間。約2時間後高雄行きに乗換え、高雄国際空港には午後6時45分到着(時差−1時間)。入国手続きを終えると、翁(おう)さんが現地添乗員として待ち受けていた。今回の旅行者28名で台湾旅行が始まる。
なお中華民国(台湾)はユネスコへの加盟を認められていないこともあり、世界遺産が一つも登録されていない。

        

     高 雄

 台湾南部に位置する高雄市は、台湾第2の観光都市。人口は約150万人。台湾には普通車以外に軽自動車が無く、移動は若者から年配者までもっぱらがバイクで、交通信号無視が多いので横断には充分に注意するようガイドさんから注意。左営蓮池潭は長さ1.4q、幅400メートル、面積7.5kuの蓮(昔)の花で有名な淡水湖。龍虎塔、五里帝、春秋閣、孔子廟などの名景がある。龍虎塔は橋の先に巨大な龍と虎が口を開く高さ34mと36mの七重塔。台湾では十二支の中で龍が最もよい動物で、虎が最も悪い動物と信じられている。そのため龍から入って虎から出ると良いといわれている。いろいろなお経(中国語)が無料で持ち帰れる。中興塔の建築は清代の宮廷様式で、高さ43mの七重塔。338段の階段を最上階へ登ると澄清湖を一望できる。一気に駆け上がるとさすがに疲れた。澄清湖は高雄最大の美しい人口湖。工業用水と市民用水道の確保のために造られ貴重な水源となっている。湖に沿って一周する道(全長7km、徒歩約2時間)があり、九曲橋、中興塔、海洋奇珍園などをめぐりながら周遊できる。森を散策していると蝉の声が聞こえ、小高い丘の上で、中高年の人たちが数人ゆったりと太極拳をしていた。九曲橋は「悪魔は真っ直ぐにしか進めない」という伝えから魔よけのため、9つの橋がジグザグに架けられている珍しい形の橋。英国領事館は小高い丘(サンゴの化石)に建つ赤いレンガ造りの建物。清朝期の高雄英国領事館で1866年に建てられ、高雄に現存する洋館としてはもっとも古い。中山大学は台湾で一、二を争う有名国立大学。昼間は一般観光客も自由に構内を散策できる。六合夜市は数百メートルにわたって主として食べ物の屋台が並び、夕方から深夜までにぎわう。

蓮池潭の龍虎塔(左)・龍塔7階から五里帝、春秋閣を望む(右)
中興塔・7階より澄清湖の一部を望む
澄清湖の九曲橋・対岸にはマンションが立つ 英国領事館跡
英国領事館より中山大学入口門(茶色)を見る 六合夜市散策

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