アンカラ・サフランボル

 アンカラはトルコの首都で人口約400万人。初代大統領ケマル・アタテュルクは1923年の共和国誕生と同時に、人口わずか6万人のこの地方都市を首都に定めた。以来アンカラは首都計画のもとに急速に開発が進められ、トルコ近代都市のモデルとして造り上げられてきた。アタテュルク廟はアンカラのシンボル。世界遺産のサフランボル市街はこの地域にサフランの花が群生していたことから名付けられ,人口2万7千人の小都市。シルクロードの通過点にあったためオスマン帝国の時代には蹄鉄や馬の鞍など、商人たちに必要な用具をそ揃える町として栄えた。近代化の波に乗り遅れ、町は発展が止まったまま現在に至り、そこにトルコ中世の町並みが残された。谷間の町に同じような箱形の家が谷の斜面をぎっしり埋めつくしている。

ア ン カ ラ
アンカラ・1953年アタテュルク廟が建てられた 中央は共和国の父アタテュルクの眠るアタテュルク廟
アタテュルクは今も国家的英雄として尊敬されている アタテュルク廟からアンカラ市内が一望できる
サ フ ラ ン ボ ル
サフランボル・フドウルルックの丘公園から街全体を眺める
サフランボル・旧市街の石畳の坂道を歩く 右側の白い壁の家が内部を公開している3階建ての民家

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