ネブシェヒル・カッパドキヤ

 世界遺産のギョレメ国立公園とカッパドキヤの岩石群。ネブシェヒルは首都アンカラから東南は約300キロ、カッパドキア地方の中心地。トルコ中央部を占めるアナトリア高原は、夏は暑く、冬は寒い。昼と夜の気温の差も激しい。太古の火山活動によって、降り積もった火山灰や溶岩が歳月をかけて岩となり、さらに、軟らかい火山灰の層だけが風雨で侵食され、硬い溶岩の層が残った結果、このような地形が誕生した。そこに迫害を逃れてきた初期のキリスト教徒が建設した洞窟聖堂や修行所、地下都市の遺構が残る。洞窟聖堂は1000以上あり、約150の教会にはフレスコ画が描かれている。カイマクルの地下都市は地下8階まである(地下4階まで一般公開)。内部空間もかなり広く、中には祭室、台所、ワイン醸造所、トイレなどがある。

ギョレメ洞窟ホテル 迷路のようなカイマクルの地下都市
マッチ箱のような家々が見渡せる 壮大なスケールに圧倒される
奇岩風景もいろいろ ギョレメ野外博物館内のラヒベレル女子修道院。
キノコ形やタケノコ形の奇岩が林立する

つぎへ