チャナッカレはヨーロッパとアジアを隔てるダーダネルス海峡の中心的都市で、イスタンブールから310キロ離れた小さな港町。第2日目はここで泊まり、翌朝バスで30分走り、世界遺産のトロイの考古学地区を見学する。ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンが最初に発見した古代都市の遺跡。遺跡は9層(市)に積み重なっており、一番古い第1市は紀元前3000年に建設された。ホメロスの大叙事詩「イーリアス」の中のトロイ戦争によって崩壊したのは第7市だとされている。ベルガマは紀元前282年に建てられたベルガモン王国の遺跡がある。ベルガマは南北に1・5キロほどの細長い町。丘の上にはアクロポリスが、町の南西部にはアスクレピオン遺跡が、そして両者の間にクズル・アウル遺跡にセラピルス神殿などがある。エフェソスは現在海から離れているが、ヘレニズム時代からローマ時代にかけて栄えた海港都市の遺跡。遺跡の規模は大きく、きれいに修復され、原型がわかるものが多い。
遺跡入口では観光用の巨大な「トロイの木馬」が迎えてくれる | トロイの遺跡発掘現場 |
ベルガマ・アクロポリス上市のトラヤヌス帝の神殿 | ベルガマ・レンガの色から「赤い館」と呼ばれるセラピルス神殿 |
ベルガマ・アスクレピオンの北回廊と劇場 | エフェソス・オデオン音楽堂 |
エフェソス・美しい装飾が残るハドリアヌス | エフェソス・ケルスス図書館 |