笠形山

 笠形山(939m)は、播磨富士の名で知られ、笠をかぶせているような形からその名がついたといわれる。笠形山へは多可町大屋、市川町、神河町から登れるが、平成19年10月7日名勝地が数多く存在する大屋コースを選んで笠形山に登る。ネイチャーパークかさがたから舗装された林道を約40分歩くと駐車場のある竜が瀧登山口に到着。ここより山頂まで約90分の行程。
 赤滝は赤い岩盤を流れ落ちているため名づけられたのか? 蛇腹瀧は滝全体がヘビの腹の鱗を思わせる岩で出来ていることから、勝負瀧は二つの谷が合流したところにあり流れる水が二つに分かれて滝になっていることから、竜が瀧は竜が岸壁を昇っているように見えることから、それぞれ名づけられた。岸壁には少彦名命(すくなひこなのみこと)が笠形山に降臨し騎馬で下山した時のひづめの跡や食事の時の重箱の跡と伝えられる馬の足跡などがある。龍の背は笠形山から千が峰へと続く縦走路にあり尾根道に岩が並んでいるようすから呼ばれている。
 山頂からははるか南東に六甲山、淡路島、明石海峡大橋、瀬戸内海を隔てて四国の山々。北には峰続きに千が峰。雪彦や峰山も望めることができる。残念ながら山頂からの写真撮影は失敗。

赤瀧 蛇腹瀧
勝負瀧 竜が瀧
無名の瀧もすばらしい
馬の足跡 渓流を見ながら登る 竜の背 15分後に山頂へ

《参考資料》 「加古川水の新百景」「ふるさと兵庫」他   もどる