蘇   州

 2500年前の春秋時代に呉王闔閭がこの地を都とし、明清時代には絹の取引が栄えて江南文化の中心地となった。運河が縦横に巡り、「東洋のヴェネチア」と名高い水の都。寒山寺は唐詩「風橋夜泊」の舞台。唐代に高僧寒山と拾得が住職を務めた後、寒山寺と呼ばれるようになった。張継が立ち寄ったとき詩を書き付け、以来寺の名は天下に知れ渡る。留園は世界遺産の名園のその一つ。山塘街は蘇州城と虎丘山をつなぐ水路沿岸の街。全長4km。虎丘は呉王闔閭の陵墓。息子の呉王夫差が父を葬ると3日後に白虎が現れたという伝説が残されている。雲岩寺塔は地盤沈下のため傾き、「東洋の斜塔」と呼ばれている。

寒山寺
留園 (左・家具の材質は全て楠。右・中央は太湖石の名石・冠雲峰)
留園から山塘街を散策し虎丘へ・右は山塘河
虎丘

つぎへ