トルコ旅行

 2005年5月23日〜6月1日まで、5大世界遺産を訪ねるトルコ旅行に参加しました。5月23日午後4時40分関西国際空港発シンガポール航空にて出発。シンガポ−ルでドバイ経由イスタンブール行きに乗換える。途中シンガポールとドバイで乗換え手続きのため一時機内から開放されたので少し気分転換できた。しかし、一番目の目的地であるイスタンブール空港には翌24日午前7時25分到着(時差−7時間)。実に22時間の長い旅でした。到着と同時に

                  イスタンブール⇒チャナッカレ⇒ベルガマ⇒イズミール⇒エフェソス⇒パムッカレ⇒
                コンヤ⇒ネブシェヒル⇒カッパドキヤ⇒アンカラ⇒サフランボル⇒イスタンブール

の旅行が始まり、現地ガイドのノロサ(41歳)さんと大型バス運転手のセルダー(47歳)さんが一緒に旅して頂くこととなった。
トルコ共和国の国土面積は日本の約2倍あり、その97%はアジア側に、残りの3%はヨーロッパ側なのである。国民の約98%はイスラム教徒。トルコ国内にはイスラム寺院(モスク)が至る所にあり、祈りを呼びかける尖塔(ミナレット)がひときわ目をひいた。しかし、政教分離が強調され、イスラム教は国教にはなっていない。大都市では、チャドルを着用する女性は少なく、イスラム寺院に行かない若者が増えている。人口は6784万人(2000年10月現在)。通貨は2005年1月1日からデノミが実施され、これまでのトルコリラからゼロを6つ取った新トルコリラ(約83円/1リラ)が新通貨。2005年は旧通貨も併存し、ちょとややこしかった。イスタンブール空港では警察官(ポリス)がパスポートによる入国チエックを行う。手荷物検査はなく旅客はそのまま場外に出て、ポーターがターンテーブルからカートに積んでバスに積みこんだ。トルコ人だけは別途手荷物検査があるようだ。 

       イスタンブール(1)

 世界遺産のイスタンブール歴史地区。トルコ最大の都市。地中海と黒海を結ぶボスポラス海峡の東西に市街が広がり、東側はアジア最西端の小アジア半島に、西側はヨーロッパ大陸から南東に突き出たバルカン半島に属している。イスタンブールはヨーロッパとアジアまたぐ世界で唯一の都市であり、市民は橋を渡ってアジアとヨーロッパを日常的に行き来していることになる。スルタン・アフメット・ジャミィ(ブルーモスク)は1616年に完成したオスマン建築の傑作。このモスクの特徴は尖塔(ミナレット)が6本あること。ドームの直径は23mで使用されているイズニック・タイルは2万1千枚を越す。青タイルを基調としているので、ブルー・モスクの異名をとる。アヤソフィア大聖堂は4世紀にギリシャ正教の総本山として創建された。現在の建物は6世紀前半建設されたもの。ビザンチン建築の最高傑作とされ当時のモザイク壁画が美しい。オスマン時代にはミナレットなどが付加され、イスラム教のモスクとなった。高さ55m、直径32mの巨大なメイン・ドームをもつ。地下宮殿はビザンチン帝国時代の地下貯水池。多神教時代の各神殿から集められた円柱が336本並んでいて、宮殿を思わせるので、「地下宮殿」という名が付けられた。内部はライトアップされていて、奥の方にはギリシャ神話の怪女メドウーサの首の浮き彫りのある石が2つある。

世界一美しいモスクといわれるブルーモスク ブルーモスク内部・多彩なステンドグラスの光が美しい
ブルーモスク アヤソフィア大聖堂
アヤソフィア大聖堂 アヤソフィア大聖堂・上階のギャラリー
地下宮殿(入場券に掲載の写真) 地下宮殿。メドウーサが地下の貯水池の柱を支える。

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