イタリア共和国の人口は5748万人(2003年)、国土面積は約30万u(日本の約5分の4)、宗教は国民の97%がキリスト教(カトリック)。気候は地中海性気候に区分されるが、日本と同じく国土が南北に長いので変化に富み四季がはっきりしている。気温は東京とローマがほぼ同じだが、イタリアのほうが乾燥しているので夏でも夜は涼しいようだ。
2005年12月8日から15日まで、イタリア遊路8日間旅行に参加しました。12月8日午前12時関西国際空港発フィンランド航空にて出発。ヘルシンキ空港でミラノ行きに乗換える。一番目の目的地であるミラノのマルペンサ空港には8日午後6時5分到着(時差−8時間)。実に14時間の長い旅。翌朝から
ミラノ⇒ヴェローナ⇒ヴェネツアイ⇒フィレンツェ⇒ピザ⇒アッシジ
⇒ヴァチカンシティ⇒ローマ⇒ナポリ⇒カプリ島⇒ローマ
のコースで大型バスに添乗員含む21名が乗り込み出発。イタリアでは現地のライセンス持ったガイド以外観光地を案内できないという法律(失業対策)があり、観光地では添乗員・現地案内人以外にイタリア人ガイドが必ず立ち会うこととなった。
ミラノはローマについで第2の都市で新旧2つの顔を持つという。ひとつは、最先端のファッションを生み出すイタリアン・デザインの旗手としての顔、もうひとつは、美術と音楽の都として栄えてきた芸術都市としての顔。スフォルツァ城は14世紀に、レオナルド・ダ・ヴィンチやブラマンテなどルネッサンス期の巨匠たちが建築に加わった。1466年に完成。凱旋門はスフォルツァ城の裏手に広がる公園内に建つ。1807年にナポレオンのにらの支配を記念する「勝利の門」として建造され、失脚後は「平和の門」と呼び改められた。スカラ広場の中央に立つのはレオナルド像。スカラ座はレオナルド像の正面の建物。1778年開場。ロッシーニ、ヴェルディら大作曲家のオペラを初演。ガッレリアは鉄とガラスを使い、1865年から12年かけて完成。おしゃれなカフェや店が多い。プラダ本店もある。ドゥオーモは1386年に、ミラノ領主の命によって着工され、500年もの歳月をかけて、1887年に完成した。幾百もの尖塔が天を突き刺すように伸びている。内部は52本の大理石の列柱が巨大な空間を支えている。ドゥオーモ広場の中央にあるブロンズ像はイタリア統一を達成した英雄のヴィットリオ・エマヌエーレ2世。
ミラノ | ||
ミラノのルネッサンス期最大の宮殿スフォルツァ城。右側は中庭。 | ||
平和の凱旋門 | スカラ広場。右側にガッレリア入口がある。 | |
世界のオペラの殿堂として名高いスカラ座 | スカラ広場とドゥオーモ広場を結ぶアーケード(ガッレリア) | |
イタリア最大級のゴシック建築。ドゥオーモ | ドゥオーモ広場 |