マドリッド・トレド

 マドリッドはイベリア半島のほぼ中央に位置する。人口は300万を擁し、スペインの首都として政治・経済の中心地。王宮は10世紀ころにイスラム教徒によって建てられ、16世紀にはハプスブルク家の居城であったが、1734年の火災で全焼。その後ブルボン家のフェリペ5世により再建された。約150m四方の建物には2800もの部屋があり、現在も公式行事に使われている。スペイン広場は、スペイン文学の傑作「ドン・キホーテ」の原作者セルバンテスの没後300年を記念して作られた広場。中央にはセルバンテスの記念碑が立ち、その足元にはドン・キホーテと従者サンチョ・パンサの銅像がある。   トレドは、16世紀のマドリッド遷都まで都として栄えた。紀元前2世紀にローマに征服されて以降、さまざまな民族に支配されキリスト、ユダヤ、イスラム教が混在する独自の文化が育まれて来た。トレドの旧市街は世界遺産。

マドリッド
王    宮
オリエンテ広場・背景に王宮 王宮に隣接するアルムデナ大聖堂
スペイン広場 (ドン・キホーテ像前は人気の撮影スポット・右側)
トレド
トレド全景
スペイン・カトリックの総本山・トレド大聖堂
            
世界遺産のトレド散策

《参考図書:「るるぶ情報版スペイン」(JTBパブリッシング社)「地球の歩き方・スペイン」(ダイアモンド社)ほか》    

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